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患者さんへ

経皮的左心耳閉鎖システムを用いた非弁膜症性心房細動患者の塞栓予防の有効性と
安全性に関する多施設レジストリー研究について

経皮的左心耳閉鎖システムを用いた治療を受ける人を対象に、患者さんの診療に役立てるために行う研究について説明します。

1. 何のためにするの?

 あなたが受ける治療(経皮的左心耳閉鎖術)は、日本では2019年から始まった新しい治療法です。しかし、日本人において、これまでに行われてきた治療法に比べてどのくらい有効なのか、どのような患者さんにより有効なのか、安全なのか、日本における十分なデータがありません。

 そこで、日本でこの治療を受けられるすべての患者さんの症状や飲まれている薬の内容、血液検査や心エコー検査のデータなどを集め、十分に分析をして、これからこの治療を受けられる患者さんへその成果を役立てていただくことを目的としています。 この研究は、わが国で心臓病の診療を専門とする人が多く会員となっている、日本循環器学会という学会が中心となって実施します。

2. どんなことをするの?

 この研究の対象者は、経皮的左心耳閉鎖術を受ける人です。この研究では、あなたの年齢や性別、これまで診断された病気や検査の情報、治療の内容、治療後の経過などの情報を集めます。研究のために必要となる追加の検査はありません。研究の期間は、倫理委員会承認日〜8年間(延長する可能性もあり)です。

3. プライバシーの保護について

 研究に参加された場合、治療に関する情報はデータセンターに集められますが、あなたとはわからないように研究用の番号が付けられます。そのため、ほかの人がこのデータをみても、だれの情報かわかりません。またこの研究の結果が発表される場合は、名前など個人が特定できる情報は含まれません。

4. こんなこともあるかもしれない

 研究に参加しても、あなたに直接の利益はありません。しかし、あなたの協力によって得られたデータは、将来、あなたと同じ病気の方の診断や治療に役立つことが期待できます。

 一方、あなたの個人情報が漏れることが絶対にないとはいえませんが、あなたの情報の扱いには十分に注意します。

 またこの研究に参加しなくても、治療に影響がでることはなく、不利益はありません。

この研究に関して詳しくお聞きになりたい場合は、主治医(かかりつけ医)の先生にご相談ください。